端くれ東大生の一人ビブリオバトル

読書と散歩とアーセナルが大好きな端くれ東大生の私の考え方を作ってくれた本、考え方を変えてくれた本をテーマ別に紹介していきます。

クスッと笑える!おすすめコメディ小説3選

キーワード コメディ小説

こんにちは、端くれ文系東大生の端ビロコウです。

 

ジメジメと嫌な季節になり始めました。

こういう時期には憂鬱になりがちな僕なので、さくっと読めてスカッと笑える作品を読むことにしています。

 

今回はその中でも、おすすめの3冊をご紹介します。

 

ドミノ  恩田陸

東京駅を舞台とした27人と1匹の登場人物が運命的に交錯しながら繰り広げられる、いい意味でハチャメチャなコメディ!

 

オススメポイント

至る所での伏線回収

この作品には主人公はいません。27人と1匹がほぼ均等に登場してきます。

そのため、数ページおきにコロコロ視点が変わるのでついていくのは大変です。

しかし、ある人物の起こした行動が別の人物に影響を与え、そのせいで他の人物が被害を被る、といったまさにドミノ 倒し感覚で伏線が回収されながらテンポよく進んでいく話は快感!

また、印象を強くするためなのか、登場人物が圧倒的にインパクトの強い人ばかり

キャラの濃い人同士がぶつかり会う場面はワクワクします。

これだけの人物をバラバラに登場させながら、きれいにまとめているところが非常に素晴らしい作品です!

 

オー・マイ・ガアッ! 浅田次郎

ラスベガスのカジノで5400万ドルのジャックポットを引き当ててしまった3人の痛快なギャグ小説!

 

オススメポイント

散りばめられた笑い

浅田次郎さんの任侠ものなどに多い、クスッと笑える変な登場人物が散りばめられています。ふざけている小説部分真面目にラスベガスの歴史や背景について語るエッセイ部分がバランス良く配置されていて、軽さと重さが両方楽しめる作品です!

 

僕たちと駐在さんの700日戦争 ママチャリ

ブログに書かれていた作品が書籍化されたもの。1970年代の東北の田舎町で、主人公のママチャリ率いる高校生軍団町の駐在さんが繰り広げる悪戯の掛け合いが爆笑必須の作品。ところどころに友情や恋愛、社会問題なども散りばめられた章もあり笑って泣ける青春コメディーです!

市原隼人さんが主演で映画化もされており、こちらから入る人も多いですが、小説も非常に面白い作品となっています。

 

オススメポイント

馬鹿馬鹿しさ

高校生の考える悪戯も男子高校生の会話もひたすらバカバカしい笑

警察官の部屋にエロ本をしこむとか輪ゴム鉄砲を持って銀行強盗の格好して普通に預金しにいくとか。小さい頃にやってた、ドッキリとか悪戯を思い出して恥ずかしくなりながらも笑える!

調子が悪い日に読んでも明るく前向きになれること間違いなしです!